学部長挨拶

学部長挨拶

1939(昭和14)年5月工学部の前身となる宇部高等工業学校が創立され、これを引き継ぎ、山口大学工学部が設置され、今年で創立80周年の節目を迎えます。

この間、工学部は「ものづくり」をキーワードとして「工業社会」「情報社会」を牽引し、教育・研究を通じて社会に貢献して参りました。

工学は、医療、環境、エネルギー、バイオなどあらゆる科学分野を繋ぐ実学であり、社会と結びつける力を有していることは言うまでもありません。

現在、人類史上5番目の新しい社会「Society 5.0」に向け大きな転換期にあり、特に、今年は平成という一つの時代が終わり新しい時代が始まる年となります。

工学部においても、これまでの蓄積を基礎として活かすとともに、新しいものを積極的に取り入れ、「価値創造」をキーワードにイノベーションの創出とSociety 5.0を支え、次の時代、あるいはその次の時代を担う人材の育成を目指し、進化を続けたいと考えております。

今年2019年はそれに向けた取組を開始する年として、この80周年を祝い、来たるべき100周年へのスタートとして、例年、秋に実施しているホームカミングデーと連携する形で、特別講演会、卒業生と在校生・教職員との交流会などの行事や若手研究者や学生の支援、環境整備等の事業を行いたいと考えております。

これらを実現するために皆様から暖かいご支援を賜り、今後、様々な企画を実施し、さらなる飛躍をはかりたいと考えております。何卒、ご賛同頂き、ご支援を賜りますようお願いいたします。

平成31年2月吉日

工学部長    堤      宏  守