工学部研究紹介 研究詳細

小さいけど大量生産の出来るマイクロリアクター反応の可能性と発展
(a)マイクロリアクター模式図
(b)ナンバリングアップのイメージ図
(c)実際に使用しているマイクロリアクター装置一式
一般的な合成反応は、ビーカーやフラスコを使います。でも、温度を上げたり、撹拌して均一な状態になるまでには時聞がかかります。一方、マイクロリアクターは、金属板やガラス板に数10~数100μmの幅の溝(流路)が刻まれており、そこに溶液を流して反応を行います。マイクロリアクターの一番の特徴は、流路が細いので同容積でも反応器の内壁に接している面積が大きくなるということです。そうなると、温度を精密に、効率よく制御できます。また、溶液の高速混合も可能です。
フラスコで行った実験を工場生産の大規模プラン卜にスケールアップするには、その都度、条件面を考慮する必要があります。しかし、マイクロリアクターでは、その数を増やして並列化していく(ナンバリングアップ)ことで、実験条件を変える手聞がなく、大量生産することが可能になります。このような新しい反応場を用いた実験の条件を、手早く算出するための実験を行っています。

岩井 志帆

Iwai Shiho

研究関連キーワード
  • 新規反応場
  • 反応速度
  • 機器分析