工学部研究紹介 研究詳細

プラスチックと金属から創り出す新しい極細チューブ、『触媒』〜『電池』への応用
電界紡糸法と無電解めっき法を用いて作製した極細酸化銅チューブ
日常生活で何気なく使っている材料でも、その大きさや形を変えることで新しい機能を持たせることが可能になります。例えば、一辺が1cmの立方体1個を切り分けて1nm(10億分の1m)の立方体にすると、その表面積の合計は、6000m3(サッ力一場くらい)となります。このような大表面積の材料を用いることで、その性能が大きく向上するものには、触媒や電池用の電極があります。触媒であれば、短時間で大量の物質生産が可能に、電極であれば、大電流を取り出すことが可能になります。
髪の毛の1/50~1/1000程度の極細繊維を紡糸可能な電界紡糸法と、無電解めっき法というプラスチックの上に金属被膜を修飾可能な方法を組み合わせて、右の写真のような極細金属チューブを作っています。この極細金属チューブは、大量のエネルギー貯蔵を可能な電池や触媒への応用に向けて現在、研究を行っています。金属の種類や太さを変えれば、痛くない注射針などへの応用も可能かも知れません。

堤 宏守

Tsutsumi Hiromori

研究関連キーワード
  • 電池
  • エネルギー輸送・貯蔵
  • 機能高分子材料
  • 繊維材料