工学部研究紹介 研究詳細

遷移金属酸化物および複合体のナノ構造形成とキャパシ夕、触媒、吸着剤への応用
ミルフィーユ構造をもっMn酸化物(パーネサイト型層状Mn酸化物)、および層間に界面活性剤の分子集積層を組み込んだオルガノMn酸化物のX線回折図とTEM写真
"ミルフィーユ型"マンガン酸化物の新しい合成法と"薄膜"という形態を見出し、その構造形成と応用を中心に研究を行ってきました。このミルフィーユ構造はホス卜-ゲス卜化合物と呼ばれます。ホス卜の機能を引き出す場合もあれば、お客さんに働いてもらう場合もあります。両者のシナジー(相乗効果)が現れることが理想です。ホス卜が機能する例は、レドックスキャパシタ材料としての応用です。ホストであるマンガン酸化物の酸化還元を利用して水溶液中での速く可逆な充放電が可能です。一方、特定分子に対して親和性のある界面活性剤分子をゲストにした場合は、他の物質が共存していても欲しい分子だけを吸着できます。この特性は、汚染物質除去や希少資源回収に役立てることができます。さらに、吸着した汚染物質をマンガン酸化物の触媒効果を使って分解できれば、シナジーが発揮されたことになります。

中山 雅晴

Nakayama Masaharu

研究関連キーワード
  • 有機無機ハイブリッド材料
  • 電気化学材料
  • エネルギー変換
  • 汚染除去材料