工学部研究紹介 研究詳細

精神・情動の生涯発達を衣食住・社会環境で包括的に導く情育環境学
赤ちゃんから高齢者までの生涯発達を見守り、衣食住、地球、宇宙の複雑な情報が繋がる、サイコ-デヴェロップメンタル・テクノロジー、情育IoTへ
ヒトの心身は、生物進化の歴史上、かつてない猛烈なスピードで変化を続ける自身の能力を超えた道具に囲まれ、進化を続けています。ヒトは、生涯にわたり衣食住・社会環境と相互作用し学習し、「発達」しています。優れた道具により発達する一方で、抑えられてしまう機能も有します。そこで、心身は、とき、ところ、状態によって、その生涯の発達がどの様に影響を受けるのかを、学際的な学問、精神生物学的に知り、これを見守り支える要素技術を提案することを研究テーマとしています。環境、行動・生理、分子、記憶などの多様な情報を、進化し続けるセンサー・ネットワークにより、包括的に捉え、各個人やグループが希望する「よく生きる」ことを実現する「道具」、情育環境学IoT(Internet of Things)づくりを提案します。研究対象は、胎児から高齢までの地球上の生きもの、これまで諦められていた心身の問題、そして、地球と生物への「思いやり」です。

小柴 満美子

Koshiba Mamiko

研究関連キーワード
  • 神経科学
  • 人間医工学
  • こども学
  • 人間情報学