工学部研究紹介 研究詳細

IoT時代の基盤技術を目指して〜次世代システム制御理論の構築〜
フィジカル空間から情報を収集し,サイバー空間で適切に処理し付加価値を創出.それをフィードバックしてフィジカル空間で有益に活用する。
IoT(Internet of Things)時代が到来しています。IoT時代では実世界(フィジカル空間)から観測した情報をパソコンなどの仮想世界(サイバー空間)で適切に処理する事で付加価値を創出し,実世界に還元する事でよりスマートな社会サービスを提供することが期待されています。例えば,次世代型のインフラシステム,高度道路交通システム,スマートセンサを導入した医療福祉サービスの充実などが挙げられます。
 システム制御理論は,付加価値を創出するための情報の収集,処理,還元方法を与えられるため,IoT社会での基盤技術となる事が期待されます。その為には,大規模な対象から,通信制約(通信遅延や通信容量,プライバシー保護)がある中で情報の収集・還元をし,多種多様なニーズ(自動化・最適化・省エネ化)に応える必要があります。私の研究では,そのような課題に応え,よりスマートな社会を実現するシステム制御理論の構築を目指しています。

足立 亮介

Adachi Ryosuke

研究関連キーワード
  • システム制御理論
  • マルチエージェントシステム
  • 最適化理論