工学部研究紹介 研究詳細

地震などの自然災害に強いしなやかな橋の開発と橋のデジタルツイン化を目指す
橋の地震時シミュレーションを行うために作成した橋梁構造の3次元モデル(デジタル・ツイン)
橋は私達の安全・安心で、豊かな生活を支える重要なライフラインです。地震が起きた時の橋の揺れを数値シミュレーションで分析し、地震に強い橋の開発を私達は目指しています。図はシミュレーションに使う解析モデルを作るために、設計図から作成した3次元モデル(デジタル・ツイン)です。橋の耐震性評価や新しい耐震デバイスの開発、橋の性能を評価するヘルスモニタリングなどを行うために、橋のデジタル・ツインを作成、シミュレーションを通じて研究を行っています。
地震に強い橋を作るためには、外力にただ抵抗するだけでなく、橋がしなやかに変形することで地震の力を受け流したり、免震支承や制震デバイスを設置するなどして地震による影響を小さくしたりすることが重要です。私たちはシミュレーション、モニタリング、デジタル・ツインなどの新しい技術を活用して自然災害に強い橋を作るための研究を行っています。

渡邊 学歩

Watanabe Gakuho

研究関連キーワード
  • 安全・安心
  • 持続可能発展
  • 画像情報処理
  • ライフライン防災