新リスボン大学及びサラゴサ大学と国際共同シンポジウムを開催

新リスボン大学及びサラゴサ大学と国際共同シンポジウムを開催

(平成28年11月29日掲載)

第3回山口大学・新リスボン大学(ポルトガル)・サラゴサ大学(スペイン)国際共同シンポジウムが、10月26日(水曜日)・27日(木曜日)、新リスボン大学において開催されました。

本シンポジウムは、本学の研究核形成のため平成20~27年度時限設置された理工学研究科附属安全環境研究センターにおける研究者交流(宮本文穂名誉教授、喜多英敏名誉教授らの研究グループ)から発足し、平成25年度以降三大学持ち回りで開催しているものです。

第1回は平成25年11月26日(於:サラゴサ大学)及び平成25年11月29日(於:新リスボン大学)、第2回は、平成26年11月27日~29日(於:山口大学)において開催されました。

また、両大学とは学術交流協定を締結し、文部科学省「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」による本学工学部(大学院)学生の海外派遣プログラムの開発やJASSOによる学生派遣を実施しています。さらに、新リスボン大学とはEUのERASMUS+プログラムにおける教職員・学生の相互交流にも発展しており、今後サラゴサ大学ともERASMUS+プログラムが開始する予定です。

今回のシンポジウムは、新リスボン大学副学長(Vice Rector, Professor Valter Lucio)による開会挨拶の後、本学国際連携担当副学長(三浦房紀 教授)の講演に始まり、期間中19件の口頭発表と、学生による14件のポスター発表が行われました。

三浦国際連携担当副学長による講演
本学学生によるポスター発表

後の学生交流や研究交流の促進を議論する円卓会議においては、ERASMUS+での交流事例の紹介やJASSO等各国の海外交流支援制度の情報交換が行われ、新リスボン大学副学長(Vice Rector, Professor Joao Crespo)のまとめによりシンポジウムは閉会しました。

シンポジウムプログラム [PDF:53KB]

併せて、本シンポジウムに先立ち、10月25日(火曜日)、本学工学部国際交流支援室長(松田博教授)が、新リスボン大学工学部長(Dean, Professor Fernando Santana)を表敬訪問し、相互交流がより広い分野で活発になることを期待している旨の意見交換がありました。

表敬訪問
向かって左側:新リスボン大学工学部長、右側:松田工学部国際交流支援室長

なお、ERASMUS+プログラムで1週間滞在した、今井剛教授(大学院創成科学研究科循環環境工学分野)、渡邊学歩准教授(大学院創成科学研究科社会建設工学分野)による講義には、多くの学生や教職員の聴講がありました。グローバル人材育成支援では、大学院創成科学研究科化学系専攻から3名、工学部社会建設工学科から1名の学生が新リスボン大学の研究室に派遣され、研修が行われました。

ERASMUS+プログラムにおける今井教授の講義