「光・エネルギー研究センターシンポジウム」を開催しました

「光・エネルギー研究センターシンポジウム」を開催しました

(平成28年12月20日掲載)

12月14日(水曜日)、常盤キャンパスのD11講義室において、光・エネルギー研究センターにおける研究プロジェクトの活動の一環として、「光科学が生み出す新しい世界-光制御と分光技術の最前線-」をテーマとしたシンポジウムが開催されました。

本シンポジウムには、教職員をはじめ学生、企業から90名を超える参加があり、横川俊哉センター長挨拶に続き、各分野で著名な4名の講師から最先端研究の講演があり、出席者と活発な質疑応答がなされ関心の高さがうかがえました。

名古屋大学大学院工学研究科・川瀬晃道教授からは、「光注入型THzパラメトリック発生/検出とその応用」と題し、税関における薬物や医療に関わる検査など非破壊検査のイメージング、または超高速通信など幅広い応用が期待されている、THz発生と検出技術について講演がありました。

大阪大学大学院基礎工学研究科・真田篤志教授からは、「変換光学と光制御 −透明マント・イリュージョンマントの実現-」と題し、透明マントなど特異な現象を創出する新しい技術として注目されている、変換光学について講演がありました。

豊田工業大学大学院工学研究科・山方啓准教授からは、「新しい分光技術を利用した光触媒反応の機構解明」と題し、きたる水素社会に重要な基礎技術として注目されている、光触媒活性のメカニズム解明について講演がありました。

最後に、本学大学院創成科学研究科・藤森宏高准教授から、高温でのその場測定ができる技術として期待されている紫外ラマン散乱について、「紫外ラマン散乱による高温その場測定~従来不可能であった超高温域への挑戦~」と題した講演が行われました。

本シンポジウムが、光・エネルギー研究センターの研究プロジェクトに大いに参考になったとの感想が聞かれ、今後の活動や展開が期待されます。