創成科学研究科清水則一教授がバルカン諸国とリモートセンシング技術による連携を行っています

創成科学研究科清水則一教授がバルカン諸国とリモートセンシング技術による連携を行っています

(平成29年7月25日掲載)

創成科学研究科の清水則一教授(応用衛星リモートセンシングセンター副センター長)は、昨年、バルカン半島のクロアチアおよびボスニア・ヘルツェゴビナの地盤工学会から招へいされ、それぞれの地で開催された国際シンポジウムにおいて基調講演を行い、地盤沈下や地すべりなどの監視に関連して衛星リモートセンシング技術を用いた両国との連携を開始しています。

このたび、同じくバルカン半島のマケドニアの地盤工学会から招へいを受け、6月26日(月曜日)に首都スコピエのSs. Cyril and Methodius University in Skopje(聖シリル・メソディウス大学)で、「Modern displacement monitoring using satellite technology (GPS and SAR) in rock and geotechnical engineering(衛星技術を用いた岩盤・地盤工学における変位モニタリング)」と題する特別講演を行い、マケドニアにおける地盤工学や防災の諸課題に対する衛星リモートセンシング技術適用の可能性について意見交換を行いました。

本講演会は国際岩の力学会が後援し、マケドニア国内の同学会関係者が所属する大学、技術協会、企業、自治体などから48名が参加し、活発な意見交換が行われ、今後、上記の諸課題について連携して研究を進めることを約束しました。

これらバルカン半島諸国との連携は、清水教授の活動を足掛かりに、本学の応用衛星リモートセンシングセンターの活動の一環として行う予定です。

講演会で質問に答える清水教授
左からIgor博士、Moslavac教授(土木工学科長)、Jovanovski教授(マケドニア地盤工学会長)、一人おいて、清水教授、Vrkljanクロアチア元地盤工学会長、Pipn博士(マケドニア地盤工学会事務局長)、中央は国際岩の力学会(ISRM)後援を示すサインボード