望月信介教授が日本機械学会賞(論文)を受賞

望月信介教授が日本機械学会賞(論文)を受賞

(平成30年5月8日掲載)

創成科学研究科機械工学分野の望月信介教授が、「乱流境界層の平均量特性に及ぼす粗さの影響」と題する論文により日本機械学会賞(論文)を受賞しました。授賞式は、2018年4月19日(木曜日)に日本機械学会2017年度(第95期)定時社員総会(於:明治記念館)で執り行われました。本賞は機械工学と工業の発展を奨励することを目的として優秀な論文を表彰するもので、①独創性、②学問的または技術的な発展性、③機械工学または広く産業社会への貢献度の3つの観点で評価と審査が行われます。

受賞論文の内容は、独自に開発された計測技術を用いて粗面上に発達する乱流境界層の解明を果たした成果をまとめたものです。この論文は工学部元教員である大坂英雄名誉教授、亀田孝嗣准教授(現近畿大学)との共著であり、科学研究費補助金・基盤研究(B)の支援により遂行された研究成果です。

受賞に対して望月教授は、「このたびは栄誉ある賞をいただき、大変身の引き締まる思いです。成果は山口大学で開発してきたオリジナルな壁面せん断応力とLDAの測定技術により得られたものであり、今後も本学にしかできない優れた研究を追求し、世界に発信していきたいです。常日頃からご支援をいただいている皆様、装置の開発に協力いただいた卒業生と機械工場の技術職員の方々に感謝しています。」と述べられています。

受賞の望月信介教授