創成科学研究科 横川俊哉元教授、三宅秀明助教が中国電力技術研究財団の優秀研究賞及び研究奨励賞を受賞

創成科学研究科 横川俊哉元教授、三宅秀明助教が中国電力技術研究財団の優秀研究賞及び研究奨励賞を受賞

(平成30年5月31日掲載)

公益財団法人 中国電力技術研究財団の「優秀研究賞」を大学院創成科学研究科工学系学域電気電子工学分野の横川俊哉元教授が、「研究奨励賞」を同応用化学分野の三宅秀明助教が受賞しました。

優秀研究賞及び研究奨励賞は、公益財団法人 中国電力技術研究財団の助成に基づく研究のうち、平成28年度に終了した助成研究の中で優れた内容であると認められた研究に対して授与されるものです。

横川元教授の研究「窒化物系半導体とカーボンナノチューブのヘテロ接合に関する物性および応用研究」は、照明や液晶ディスプレイ、自動車ヘッドランプに用いられる窒化物系半導体LEDにカーボンナノチューブのヘテロ接合の物性を応用し、世界で初の高出力、高効率特性を実証しました。

三宅助教の研究「色素内包カーボンナノチューブによる可視光励起電子移動システムの構築とその応用」は、太陽光エネルギーの有効活用を目的として、独自に開発した機能性色素をカーボンナノチューブの内部空間に導入することにより、新たな電子移動システムを構築することに成功しました。本システムを光触媒に応用したところ、可視光照射による水分解水素生成反応の活性が大幅に向上しました。

両者の今後の研究活動への活躍が期待されます。