創成科学研究科の河村圭准教授が2018年度土木情報学論文賞を受賞しました

創成科学研究科の河村圭准教授が2018年度土木情報学論文賞を受賞しました

(平成30年10月16日掲載)

創成科学研究科工学系学域の河村圭准教授が、平成30年9月27日(木曜日)から28日(金曜日)に開催された第43回土木情報学シンポジウム(会場:土木学会(東京・四ツ谷))において、2018 年度土木情報学論文賞を受賞されました。

本論文賞は、土木学会論文集F3(土木情報学)に掲載された論文を対象に、独創的な業績を挙げ、土木情報学における学術・技術の進歩、発展に顕著な貢献をなしたと認められた論文1編に対して授与されます。2018年度は、58 編から選考されました。

受賞対象となりました「トンネル壁面画像展開図作成における画像間の画素値差分布の勾配を利用した画像結合位置探索手法に関する研究」の論文は、創成科学研究科工学系学域の中村秀明教授とともに研究が行われました。

河村准教授らの研究は、重要な社会基盤施設の1つであるトンネルの点検を対象に、トンネル壁面画像展開図(パノラマ画像)作成のための高精度な画像結合位置探索手法を提案しており、独創的かつ有用性も確認されていることから、土木情報学論文賞に値する論文として評価されました。

本研究は、今後の社会基盤施設の維持管理の高度化また効率化のための基礎技術として期待されています。

論文題目:
「トンネル壁面画像展開図作成における画像間の画素値差分布の勾配を利用した画像結合位置探索手法に関する研究」(土木学会論文集F3(土木情報学)Vol.73(2017)No.2 に掲載)

著者:河村圭、吉崎晶俊、Cuong Nguyen KIM(以上、山口大学)、塩崎正人(三井住友建設(株))、中村秀明(山口大学)

写真(左:河村准教授、右:土木学会土木情報学委員会委員長)