「山口大学・環境DNA研究センターキックオフシンポジウム~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」を開催しました

「山口大学・環境DNA研究センターキックオフシンポジウム~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」を開催しました

(平成30年12月11日掲載)

2018年12月4日(火曜日)に国際ホテル宇部において、山口大学・環境DNA研究センターキックオフシンポジウム~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~を開催しました(主催:環境DNA研究センター、共催:グローカル環境・防災学研究会、後援:環境DNA学会、土木学会中国支部)。シンポジウムでは環境DNA研究の第一人者である3名の研究者にご講演いただくとともに、関連企業5社の取り組みや今後への期待について講演をいただきました。シンポジウムには官公庁をはじめ、民間企業や一般の方、大学教職員、学生ら140名に参加いただき、引き続き行われた懇親会にも60名の参加がありました。講演会では積極的な質疑が飛び交い、参加された方々には環境DNA研究に強い関心を持っていただきました。また、テレビ・新聞の取材もあり、本センターへの期待の高さがうかがわれました。

【講演内容】
  1. 1)開会挨拶・環境DNA研究センターの説明
      山口大学大学院創成科学研究科・准教授(センター長) 赤松 良久
  2. 2)環境DNAによる生物分布・生物量調査手法
      兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科・准教授 土居 秀幸
  3. 3)環境DNA分析の応用可能性:絶対量の推定と網羅的検出
      神戸大学大学院人間発達環境学研究科・准教授 源 利文
  4. 4)環境DNAを用いた生物モニタリングの実践事例
      山口大学大学院創成科学研究科・特命助教 乾 隆帝
  5. 5)生物多様性分析における次世代シーケンサー応用例の紹介
      イルミナ株式会社セグメントマーケティング部・アプライドゲノミクスセグメント マネジャー 藤原 鈴子
  6. 6)遺伝子検査に有用なDNAチップシステムの紹介
      東洋鋼鈑株式会社 岡村 浩
  7. 7)生物多様性保全への環境DNA活用の期待
      日本工営株式会社 今村 史子
  8. 8)環境調査業務における環境DNA分析の適用:(株)建設環境研究所の取り組み
      株式会社建設環境研究所 横山 良太
  9. 9)環境DNA分析をどのように利用するか?パシフィックコンサルタンツの取り組み
      パシフィックコンサルタンツ株式会社 真木 伸隆
  10. 10)閉会挨拶
      山口大学・学長 岡 正朗

環境DNA研究センターHP:http://cedna.kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/

環境DNA研究センターの説明を行う赤松センター長
会場からの質問に答える兵庫県立大学・土居准教授
会場からの質問に答える神戸大学・源准教授
閉会の挨拶をする岡学長