創成科学研究科電気電子情報系専攻の出口昂樹さんが第23回(2018年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞

創成科学研究科電気電子情報系専攻の出口昂樹さんが第23回(2018年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞

(平成31年1月7日掲載)

2018年度応用物理・物理系学会中国四国支部合同学術講演会(2018年8月4日(土曜日)、会場:広島大学)において優秀な講演を行ったとして、創成科学研究科電気電子情報系専攻博士前期課程2年の出口昂樹さんが、第23回(2018年度)応用物理学会中国四国支部学術講演会発表奨励賞を受賞しました。

この賞は、応用物理学会中国四国支部が支部学術講演会において応用物理学の発展に貢献しうる優秀な講演を行った若手会員に対し、その功績をたたえることを目的として授与されるものです。今回、受賞対象となった発表題目は「強磁性体/グアニン結晶ハイブリッド膜の作製と磁場制御」です。この講演では、バイオリフレクターとして注目されているグアニン結晶(※)を強磁性薄膜とハイブリッド化することで小さな外部磁界で結晶の向きを制御することを目指したものであり、従来の反磁性の磁化率異方性を利用した方法に比べ、1/100程度の極めて小さな磁界で制御できることを実証し、デバイス化への有効性を示しました。

受賞に対して出口さんは、「このような賞を頂けてとても嬉しく思います。ご指導、ご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます」と述べています。

※グアニン結晶:魚をキラキラさせる原因である非常に小さい鏡のこと