大学院創成科学研究科機械工学系専攻の本田健さんが国際会議でのポスター発表で銀賞を受賞しました

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の本田健さんが国際会議でのポスター発表で銀賞を受賞しました

(平成31年3月27日掲載)

大学院創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程2年の本田健さんが、平成30年11月に中国の泉州市で開催された第10回グリーンコンポジットに関する国際会議(10th International Conference on Green Composites、 ICGC-10)でのポスター発表で銀賞(SECOND PRIZE OF POSTER AWARD)を受賞しました。この賞は、優秀なポスター発表を行った学生に対し、ICGC-10組織委員会から贈られる賞です。

対象となった研究発表は、“Mechanical properties of wood ceramics reinforced by carbonized bamboo fibers” (T. Honda、 K. Goda、 T. Okabe) です。 本研究は、機械工学科材料信頼性工学研究室(合田公一教授、マカドレ・アルノー准教授)において、山口大学研究推進体における研究プロジェクト『未利用バイオマス「竹」からの先端要素技術の開発』の一環として行われたものです。バイオマスの有効活用を目指し、竹繊維/フェノール樹脂複合体を炭化させたバンブーセラミックス特有の脆性を克服するために、SiC繊維を少量加え、その機械的性質の改善を試みたものです。加えたSiC繊維がき裂の進展を阻止するため、衝撃特性が大きく改善されることを明らかにしています。

受賞に対して本田さんは、「この度はこのような賞を頂き、大変光栄です。ご指導いただいた先生方や青森県産業技術センター工業総合研究所・元所長、現芝浦工業大学連携大学院客員教授の岡部敏弘氏に感謝します。また、発表の文言に対して援助いただいた研究室の仲間にも感謝します。ありがとうございます。」と喜びの言葉を述べています。

ポスターを説明する本田さん(中央)
授賞式(前列右側が本田さん、後列の5人は審査員)