創成科学研究科の比嘉教授と安川助教がマレーシアのペルリス州を訪問しました

創成科学研究科の比嘉教授と安川助教がマレーシアのペルリス州を訪問しました

(平成31年4月26日掲載)

創成科学研究科工学系学域(ブルーエナジーセンター(BEST)所属)の比嘉充教授と安川政宏助教が、3月25日から27日の日程でマレーシアのペルリス州を訪問しました。

今回の訪問では、ペルリス州のUniversiti Malaysia Perlis(UniMAP)において招待講演の実施や今後の国際交流について協議しました。現在、世界各国で低炭素社会を実現すべく脱化石燃料に向けたエネルギー構造の変革が求められる中、再生可能エネルギー由来のグリーン水素(H2)が注目され、水素化社会の実現に向けた様々な取り組みが行われております。本学の比嘉研究室では、「海水と下水処理水の塩分濃度差を利用した直接水素製造技術」に関する研究を行っており、この研究がUniMAPに高く評価され、今回の訪問が実現しました。招待講演後はペルリス州の下水処理場や火力発電施設等の案内を受け、マレーシアにおけるグリーン水素の重要性とその将来構想に関しての議論も行われました。

訪問の様子が、国営TVや新聞などの現地メディアにも大きく取り上げられたことから、比嘉充教授の「水素製造に関する技術」への期待の高さが伺われます。

今後、山口大学とUniMAPにおける共同研究を行うことを目指して、教員や学生の交流を推進することになりました。

講演時撮影
メディアのインタビュー時撮影(右から安川助教、比嘉教授)