親子で体験「レゴ・ロボットをつくってみよう!」を開催しました

親子で体験「レゴ・ロボットをつくってみよう!」を開催しました

(令和元年5月14日掲載)

4月20日(土曜日)、山口市維新公園の山口県児童センターにおいて、人間の五感とロボットをテーマとした春恒例の科学体験イベントを開催しました。8年目となる今回も募集開始から数日で定員に達し、当日も県内各地から科学に興味関心の高い親子ら22名が参加しました。

全国の小学校では2020年からプログラミング教育が必修化されることから、児童をもつ家庭では課外の学習機会に対する関心が高まっています。プログラミング教育においてはプログラムのコード自体ではなく現実の物との関連性に指導の重点が置かれており、代表的なロボット教材としてレゴ・マインドストームを活用した講座が各地で開催されています。

この日は、工学部の岡田秀希技術専門職員によるロボットとプログラムの関連性の導入話につづき、各組の親子らが協力してロボットの組立に取り組みました。その後、完成したロボットにプログラムを組み込み、実際の動作を確かめました。設定された課題の克服を目標に掲げ、センサーの感度や駆動部品の出力の最適値を求めるために、プログラムの修正と動作確認を熱心に繰り返していました。見事に課題をクリアした組からは歓声もあがり、楽しみながら達成感を得られる学習の機会を提供することが出来ました。

このイベントは、産学公民連携により次世代理系人材の裾野拡大を目指す山口県(教育庁)との連携プロジェクト「やまぐち燦めきサイエンス事業」の一環で、平成24年から毎年4月に実施しています。なお、同プロジェクトでは昨年度、山口県内143ヶ所で約28,000名の参加者を対象に、様々な科学体験の機会を提供しています。