大学院創成科学研究科機械工学系専攻の青戸亮太さんが、JSPRS Awardを受賞しました

大学院創成科学研究科機械工学系専攻の青戸亮太さんが、JSPRS Awardを受賞しました

(令和元年11月12日掲載)

創成科学研究科機械工学系専攻2年(計測情報工学研究室)の青戸亮太さんが、2019年10月に韓国・大田広域市で開催された第40回アジアリモートセンシング会議(40th Asian Conference on Remote Sensing, ACRS)において、JSPRS Awardを受賞しました。

同賞は、35歳以下の5名の発表者に対し、JSPRS(日本写真測量学会)がACRS審査委員会と共に選定して授与する名誉ある賞です。今回、日本からは青戸さん、1名が受賞しました。

対象となった口頭発表は“Observation of surface subsidence by interferometric SAR time series analysis in Chiba Prefecture” (著者:青戸亮太、今岡啓治、新銀秀徳、小河原加久治)です。本研究は、人工衛星搭載合成開口レーダ(SAR)のデータを用いた干渉SAR処理により、千葉県における地盤沈下の計測を行ったものです。計測精度を水準測量のデータと比較し検証するとともに、GPSなどの全球測位衛星システムのデータを用いた補正の効果を論じたもので、干渉SAR処理技術は地震による地殻変動やダムなどのインフラ監視への利用が始まっており、精度向上に関する研究は利用促進の重要な鍵となります。

受賞に対して青戸さんは、「今後もこの受賞を糧にして、衛星データ解析による地表変観測技術研究開発に励んでいきたいです」と喜びの言葉を述べています。