ボスニア・ヘルツェゴビナ国バンニャ・ルカ大学のボヤナ・グルイッチ博士が岡学長を表敬訪問しました

ボスニア・ヘルツェゴビナ国バンニャ・ルカ大学のボヤナ・グルイッチ博士が岡学長を表敬訪問しました

(令和2年2月13日掲載)

2月3日(月曜日)、ボヤナ・グルイッチ博士が岡正朗学長を表敬訪問しました。

ボヤナ・グルイッチ博士は、本学の国際共著論文数増加プロジェクトの支援を受け、創成科学研究科社会建設工学分野の清水則一教授により招聘されました(令和元年12月~令和2年2月)。グルイッチ博士の専門は地盤工学で、清水教授が同国トゥズラ市の地盤沈下監視に関して推進している国際共同研究プロジェクトの主要メンバーです。この度は清水教授が人工衛星SARデータを解析して得た結果と現地で得られた観測結果とを照合し、地盤沈下監視のための新たな手法を開発するため来学されています。すでに、多くの国際共著論文を発表していますが、論文だけでなく同市において実際に利用される手法を山口大学の宇宙技術をベースに確立することを目指しています。

岡学長は、以前から清水教授のバルカン(南東欧)地域での国際共同研究に関心を示しており、学長からはグルイッチ博士に歓迎と研究発展への期待の言葉が贈られました。また、グルイッチ博士は、バンニャ・ルカ大学のラドスラフ・ガヤニン学長からの敬意を伝えるとともに、支援への感謝、研究の意義と意欲を示されました。短い時間ではありましたが、互いに打ち解けた楽しい時間を共有しました。

左から岡学長、グルイッチ博士、清水教授