山口大学工学部3年生が企業内ベンチャー・STEC(ステック)を起業しました

山口大学工学部3年生が企業内ベンチャー・STEC(ステック)を起業しました

(令和2年2月13日掲載)

山口大学工学部電気電子工学科3年の有吉勇人さんと吉永直樹さんが、企業内ベンチャー・STEC(ステック)を2019年11月に設立しました。

有吉さん(福岡市出身・久留米高専)と吉永さん(光市出身・大島商船高専)の2人は、高専から編入学した同じ経歴と共に起業の意志を持っていたことから意気投合し、今回の学生と企業・行政をつなぐサービス事業を構想し、STECの起業へと繋がりました。起業にあたり、有吉さんのアルバイト先である内田康博社長(UCDコンサルティング)から社内ベンチャー立ち上げなどのアドバイスを得たことから、企業内ベンチャーとして設立しました。

STECの社名は「student to enterprise connecting」の頭文字に由来し、「学生と企業をつなげる」を経営理念としています。学生と企業を結び付けてより良い生活環境づくりに貢献していく目的は、持続可能な開発目標(SDGs)のゴール11「住み続けられるまちづくり」にも該当します。

STECは無料通信アプリLINE@(ラインアット)を使用したアンケート事業に取り組み、学生を対象としたアンケート調査結果に加えて、学生視点の分析を提供する点をサービスの特徴とします。現在は、SDGsを積極的に推進している宇部市の宇部SDGsフレンズに登録するなど、県内の企業や行政等への事業説明を進めるとともに、SNSを活用してアンケートに協力してもらえる学生の確保にも取り組んでいます。12月には学生100人を対象とした事業に対するプレアンケートを行い、事業として手ごたえを得て、今後は分析に基づいた広告提案を行う等のサービスも検討したいとしています。

2人は、大学院進学を視野にいれた修士課程修了までの間に全国展開できるシステム構築を目指しており、「学業との両立は大変だが、共感してもらえる学生を増やし事業を広げたい」と意気込んでいます。

STECのホームページ

有吉勇人さん(共同代表)
吉永直樹さん(共同代表)