「第3回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム(WEB開催)~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」を開催しました

「第3回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム(WEB開催)~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」を開催しました

(令和2年9月8日掲載)

2020年8月25日(火曜日)にWEBにて、「第3回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」が開催されました(主催:環境DNA研究センター、共催:グローカル環境・防災学研究会、後援:環境DNA学会、土木学会中国支部)。

シンポジウムでは、新型コロナ禍で話題となっている下水からの新型コロナウイルスの検出に日本で初めて成功した富山県立大の端先生をはじめ、2名の研究者からの先進的な環境DNA研究に関する講演、関連企業3社の取り組みや今後への期待について講演を頂きました。シンポジウムには官公庁、民間、一般、大学から262名の参加があり、引き続き行われた情報交換会(ブレイクアウトセッション)にも約20名の参加がありました。参加された方々は環境DNA研究に深い関心を持たれており、積極的な質疑が飛び交い、大変有意義な場となりました。

【講演内容】
1) 開会挨拶
 山口大学大学院創成科学研究科・教授(環境DNA 研究センター長) 赤松 良久
2)「下水中のSARS-CoV-2検出による流行早期検知の可能性」
 富山県立大学工学部環境・社会基盤工学科・講師 端 昭彦
3)「水産資源と水資源の管理における環境DNA:実例と可能性について」
 九州大学大学院農学研究院・助教 栗田 喜久
4)「定量メタバーコーディング法を用いた魚類環境DNAの多種網羅的な定量評価」
 山口大学環境DNA研究センター・学術研究員 辻 冴月
5)「分析会社の視点で見る環境DNA」
 株式会社環境総合リサーチ 芝田 直樹
6)「環境DNAを用いた生物モニタリングへの取り組み」
 鹿島建設株式会社技術研究所 越川 義功
7)「環境流体を可視化するDNAトレーサーの開発」
 日本工営株式会社中央研究所 今村 史子
8)閉会挨拶
 山口大学長 岡 正朗

環境DNA研究センターHP:http://cedna.kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/

講演をされる端先生と座長の赤松センター長
講演をされる辻研究員と座長の赤松センター長
講演をされる栗田先生と座長の赤松センター長
講演をされる芝田様と座長の赤松センター長