創成科学研究科機械工学系専攻の實近康平さんが日本材料学会第70期通常総会・学術講演会において優秀講演発表賞を受賞しました

創成科学研究科機械工学系専攻の實近康平さんが日本材料学会第70期通常総会・学術講演会において優秀講演発表賞を受賞しました

(令和3年8月24日掲載)

大学院創成科学研究科博士前期課程機械工学系専攻2年の實近康平さん(材料信頼性工学研究室)が、2021年5月29日~30日にオンライン開催された日本材料学会第70期通常総会・学術講演会において優秀講演発表賞を受賞しました。

この賞は、(公社)日本材料学会が毎年開催している学術講演会で優秀な発表を行った若手研究者・学生に授与されます。対象となった講演タイトルは、「コーデンカ繊維を取り入れたラミー麻撚糸のハイブリット効果と確率過程を用いた強度信頼性解析」です。本研究は、強化材に天然繊維を利用したグリーンコンポジットに関する内容であり、ラミー麻撚糸に人工セルロース系繊維(コーデンカ)をハイブリット化し、その強度特性を調査したものです。また、確率過程を用いた撚糸の強度信頼性解析手法についても検討し、ラミー麻撚糸とコーデンカの最適なハイブリット比率を実験的に見出すとともに、解析的にもハイブリッド効果を産み出す基礎理論を構築した内容となっています。

受賞に対して實近さんは、「研究室に配属されてから取り組んできた研究がこのような形で評価していただいたことを大変嬉しく思います。受賞は先生方のご指導や多くの方の支えのお陰であり、皆様に感謝いたします。グリーンコンポジット研究は比較的新しい分野なので実施したい題材がまだ多数あり、引き続きこの分野の研究に取り組んでいきたいと思います。」と感想を述べています。