創成科学研究科の田中俊彦教授が「電気学会産業応用部門特別賞 学術賞」を受賞しました

創成科学研究科の田中俊彦教授が「電気学会産業応用部門特別賞 学術賞」を受賞しました

(令和3年9月21日掲載)

創成科学研究科電気電子工学分野の田中俊彦教授が「電気学会産業応用部門特別賞 学術賞」を受賞し、2021年8月25-27日に新潟県長岡市ホテルニューオータニ長岡で開催された電気学会産業応用部門大会で表彰式が行われました。

「電気学会産業応用部門特別賞 学術賞」は、電気学術のなかで産業応用関連の学術に関し特に顕著な成果をあげ、電気学会産業応用部門の発展に多大な貢献をなした者に授与されます。田中教授は、「パワーエレクトロニクスの実用化研究を行ない電気自動車用充電器への電力品質保証機能の付加やリチウムイオン電池の製造工程における異物検知を目的とした誘導加熱器の提案などの先進的研究」が、理論、回路・制御方式、新材料・デバイス・システム等が広く産学界にインパクトを与え、あるいはそれに関する製品の普及に貢献したと判断され、今回の受賞となりました。(表彰規定は下記を参照)

表彰状は、「宮入庄太賞を添えて贈呈いたします」で結ばれています。故宮入庄太先生は東京工業大学の名誉教授で、世界中の大学でも「パワーエレクトロニクス」の研究を最初に始められた研究者です。先進的・創造的な研究成果を数多く発表され、パワーエレクトロニクスの分野では世界の第一人者でした。その功績を後世に伝えるために、本表彰に「宮入庄太賞」が添えられています。

田中教授は、「今回このような賞を受けることができたのは研究室の学部4年生、博士前期課程および博士後期課程の学生さんが毎日夜遅くまで研究に取り組んでくれたおかげです。特に、2004年に本学に着任以来、12名の学生が4年次で研究室に配属された後、博士後期課程を修了しています。上記研究において、博士の学生の貢献は大きく心から感謝しています。また私にとって、 “Prof. Miyairi is my grandfather-in-research.” であり、大変名誉なことだと感じています。定年まで4年を切りましたが、今後も地方国立大学の教育職員の本務である教育研究に全力を注ぎ、電気電子工学分野における人材育成に貢献したい。」と受賞の喜びを語っています。

※表彰規定は、こちら

電気学会産業応用部門長村上俊之先生との記念写真
受賞スピーチをしている田中俊彦教授