創成科学研究科環境共生系専攻の大中臨さんが応用生態工学会第24回研究発表会において優秀口頭発表賞を受賞しました

創成科学研究科環境共生系専攻の大中臨さんが応用生態工学会第24回研究発表会において優秀口頭発表賞を受賞しました

(令和3年10月29日掲載)

2021年9月23日(木曜日)、24日(金曜日)にWEB開催された応用生態工学会第24回研究発表会において、大学院創成科学研究科環境共生系専攻博士後期課程1年の大中臨さんが口頭発表部門で優秀口頭発表賞を受賞しました。

受賞対象となった発表タイトルは、「機械学習によるアユの好適産卵環境の識別方法の開発」で、近年、漁獲量が減少傾向にあるアユの保全を目的として、機械学習を用いた画像解析によるアユの産卵場所を河床画像から識別するモデルを構築しました。本識別方法を使用して島根県の一級河川である高津川におけるアユの産卵場所を対象に、識別率の検討や専門家による識別との比較を行ったところ、80%以上の割合で産卵場所を正しく識別し、専門家の識別率とも大きな差は無く、本識別方法がアユ産卵場所を識別することに有用であることを発表し、この度の受賞となりました。

受賞に関して大中さんは、「このような栄誉ある賞を頂き、大変光栄です。一人では決していただくことの出来なかった賞であると深く感じております。ご指導いただいた先生方や、ご協力いただいた全ての方への感謝の気持ちを忘れず、これからも研究に鋭意取り組んで参ります。」と述べています。