グローカル環境・防災学研究会主催シンポジウム「建設分野におけるAI活用の最前線」が開催されました

グローカル環境・防災学研究会主催シンポジウム「建設分野におけるAI活用の最前線」が開催されました

(令和3年12月21日掲載)

令和3年11月16日(火曜日)にシンポジウム「建設分野におけるAI活用の最前線」(グローカル環境・防災学研究会主催)が、山口大学工学部D11講義室の講演会場とWEB配信を併用したハイブリッド形式にて開催されました。講演会場では、十分な感染症対策を講じたうえで人数を制限して約20名、WEBでは民間や官公庁、一般、大学から416名が参加しました。

シンポジウムでは学内外から講師を招き、建設分野に限らず自然環境や医学など、様々な分野でのAI活用の紹介や今後の発展についてご講演いただきました。

山口大学の河村教授から、インフラの現状やAIの歴史、インフラ点検におけるAIの活用について概要を説明していただきました。その後、日本工営株式会社の古木氏と株式会社建設技術研究所の山脇氏から、各企業のAI活用の取り組みや人材育成等の課題について、山口大学の赤松教授から、AIによる画像解析を用いた効率的な水生生物の生息状況予測や産卵場所の識別の可能性についてご講演いただきました。

特別講演では、山口大学の浅井教授から、医療分野での様々なAI活用事例を紹介していただきました。また、データ主導型のAIとモデル主導型のシステムバイオロジーを融合させた治療法探索の取り組みについてもご講演いただきました。

各講演後には参加者からの質疑応答があり、大変有意義な場となりました。

【シンポジウムにおける講師及び題目】
1.山口大学大学院創成科学研究科・教授 河村 圭
講演題目「インフラ点検におけるAIの活用」
2.日本工営株式会社 中央研究所 古木 宏和 氏
講演題目「土木技術の暗黙知とAI」
3.株式会社建設技術研究所 国土文化研究所インテリジェンスサービスプラットフォーム 山脇 正嗣 氏
講演題目「AIによる河川カメラ監視の高度化に向けた取組み事例紹介」
4.山口大学大学院創成科学研究科・教授 赤松 良久
講演題目「AI画像解析に基づく水生生物生息場評価の可能性」
5.山口大学大学院医学系研究科システムバイオインフォマティクス講座・教授
(AIシステム医学医療研究教育センター・センター長) 浅井 義之
特別講演「医学医療におけるAIとシステムバイオロジーの協奏」

講演をされる浅井教授
講演をされる河村教授
講演をされる古木様
講演をされる山脇様
講演をされる赤松教授