「第3回防災・減災講演会」が開催されました

「第3回防災・減災講演会」が開催されました

(令和4年1月13日掲載)

2021年11月22日(月曜日)、「第3回防災・減災講演会」(地域防災・減災センター主催、グローカル環境・防災学研究会共催)が山口大学工学部での対面会場とWEB配信を併用したハイブリッド形式で開催されました。対面会場は感染対策を行ったうえで26名が参加し、WEBでは大学、民間企業、その他一般から353名が参加しました。

講演会では京都大学防災研究所所長の中北英一教授から、日本で災害をもたらす三大降雨原因である台風、梅雨、ゲリラ豪雨の発生頻度や発生場所などが気候変動で将来どう変化するか、気候モデルにより科学的に予測する最先端の方法についてわかりやすくお話いただきました。将来予測のシミュレーション結果については、現在と比較して極端な現象が増加し、それに伴い全国で現在よりも災害の危険性が増すと推測されていることが紹介されました。また、極端な現象が世紀末にかけてより深刻になることが推測されることから、科学的将来予測をベースにした気候変動に適応するための対策を今すぐ始める必要があること等、今後取り組むべき方向性についてのお話も伺うことができ、大変有意義な会となりました。

地域防災・減災センターHP:http://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~cldpm/index.html

【講演内容】
講師:京都大学防災研究所所長 中北英一教授
講演題目:「豪雨災害と気候変動適応」