第2回山口大学国際同窓防災・環境オンラインセミナーが開催されました

第2回山口大学国際同窓防災・環境オンラインセミナーが開催されました

(令和4年4月5日掲載)

2022年3月7日(月曜日)、WEBにて「第2回山口大学国際同窓防災・環境オンラインセミナー(The 2nd International Alumni Online Seminar on Disaster Prevention and Environment)」が開催され、(地域防災・減災センター主催、山口大学工学部社会建設工学科、グローカル環境・防災学研究会共催)アフガニスタン、インドネシア、中国、日本、バングラデシュ、東ティモール、ベトナムの7か国から64名が参加しました。本セミナーは、海外から山口大学に留学し修了後各国で活躍されている卒業生と在学生の交流の場を提供し、また各国それぞれが抱える地方レベルの災害や環境の問題を共有し、解決のための国際的な研究協力関係を強化することを目的として開催するもので、昨年3月に引き続き2回目の開催となりました。

セミナーは招待講演、2021年4月に東ティモールで発生した洪水災害に関する特別セッション、山口大学在学生・卒業生による口頭発表セッションの3部構成で行われました。招待講演(座長:工学部社会建設工学分野准教授/地域防災・減災センター山本浩一)では、山口大学副学長(国際連携担当)の進士正人教授より山口大学における国際連携の現状とウィズコロナにおける今後の展望についてご講演いただきました。続いて山口大学国際戦略室副室長の富本幾文教授より、自然災害や環境破壊による被害は社会的弱者にとってより深刻であることから、SDGsと防災に関する目標との関連についてご講演いただきました。

2021年4月に東ティモールで発生した洪水災害に関する特別セッション(座長:工学部社会建設工学分野教授関根雅彦)では東ティモール国立大学のベンジャミン・マルティンス講師とフゴ・シメネス講師、石油地質研究所 (IPG)のオクトヴィアノ・ティルマン副所長の3名から昨年の被害状況とその復興の対応、またその後に発生した大雨による被害状況についてご講演いただきました。

山口大学在学生・卒業生による口頭発表セッション(座長:山本浩一、大学院創成科学研究科博士後期課程石丸太一)では、新型コロナウイルス感染症の影響で来日できていない留学生を含む在学生2名と自国で活躍する卒業生5名の計7名が防災や環境に関係した発表を行い、参加者との質疑応答も活発に行われました。

各国の防災、環境の分野で活躍する卒業生と在学生、教員、その他の参加者が互いに問題点などを共有できた有意義な会となりました。

当日のプログラムは以下からご覧いただけます。
https://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~cldpm/pdf/20220307program.pdf

地域防災・減災センターHP:http://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~cldpm/index.html