創成科学研究科化学系専攻の木曾崇之さんが第59回化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞しました

創成科学研究科化学系専攻の木曾崇之さんが第59回化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞しました

(令和4年7月12日掲載)

大学院創成科学研究科博士前期課程化学系専攻1年の木曾崇之さん(中山研究室)が令和4年7月2日(土曜日)に北九州国際会議場(北九州市)で開催された「第59回化学関連支部合同九州大会」電気化学分野ポスターセッションにおいて優秀研究発表賞を受賞しました。

対象となった研究テーマは「Self-limiting反応を用いたOER/ORR二機能性バイレイヤー触媒の最適設計」です。金属-空気二次電池の空気極には、酸素発生反応(OER)と酸素還元反応(ORR)の両方に活性を示す二元機能触媒を適用する必要があります。木曾さんは、OER活性なCo酸化物触媒を電析させた後、自己制限的な反応によってORR活性なMn酸化物を析出させることでバイレイヤー構造をもつ触媒を作製しました。最適設計の結果、お互いの長所を相殺することなく、単一電極での二機能発現に成功しました。

今回の受賞について木曾さんは、「今回の受賞を励みに、触媒材料から亜鉛空気二次電池デバイスの開発に展開できるよう益々頑張ってゆきたいと思います」と述べています。