清水則一名誉教授が令和3年度土木学会功績賞を受賞しました

清水則一名誉教授が令和3年度土木学会功績賞を受賞しました

(令和4年8月10日掲載)

清水則一本学名誉教授(現関西大学特任教授)が、令和3年度土木学会功績賞を受賞し、6月10日(金曜日)に行われた土木学会通常総会において表彰されました。この功績賞は、土木工学の進歩や土木事業の発達、学会活動に多大な貢献があった学会員に授与される賞であり、本学からは初の受賞です。

清水名誉教授は、岩盤力学の立場から、GPSを広域地盤や大規模構造物の3次元変位を自動連続観測するモニタリング技術として、システムの開発と高精度化、適用範囲の拡大のための研究開発を産学連携により推進し、地盤・構造物の安全管理、斜面防災、災害復旧の高度化・省力化などに貢献しました。近年では、衛星SAR(合成開口レーダ)を加えて、宇宙技術と既存計測技術を総合した変位モニタリング手法の開発と実用化に尽力するとともに、この技術を用い国際学会の活動を通じてアジアや東南欧諸国との国際共同研究を実施しています。このような長年にわたる成果は、防災功労者内閣総理大臣表彰や学会の各賞受賞などにより高く評価されています。

このたびの受賞は、これら一連の土木工学の進歩への貢献と、土木学会や国際岩の力学会をはじめとした国際的な学会活動の成果が讃えられたものです。

受賞した清水則一名誉教授