羽田野袈裟義名誉教授が2022年度農業農村工学会研究奨励賞を受賞しました

羽田野袈裟義名誉教授が2022年度農業農村工学会研究奨励賞を受賞しました

(令和4年12月23日掲載)

2022年8月30日(火曜日)~9月2日(金曜日)石川県地上産業振興センターで開催された2022年度農業農村工学会大会講演会において、羽田野袈裟義名誉教授が、2022年度農業農村工学会研究奨励賞を受賞しました。

受賞対象の論文は、「実験データの分析によるスルースゲートをすぎる流れの縮流係数のレイノルズ数依存の検討と流量係数の評価」、「スルースゲート上流水深の評価式の提案」、「On the mutual-dependence relation between the upstream depth and discharge of the flow passing through sluice gates」の3編です。2016年3月に卒論指導が終わって水理公式集を何気なく眺めていた時に、現場で即使用可能なゲートの流量公式がないと気づいたことから本論文につながりました。当初は、別の学会に論文投稿して大変厳しい評価を受けましたが、方向転換して農業農村工学会に投稿したところ論文が掲載され、今回の受賞となりました。

羽田野名誉教授は、「古希を迎えての学会賞受賞はやはり嬉しいものです。新しい概念を提案するとき、1つの学会に固執するだけでなく研究内容に応じて視点を変えると可能性が広がると感じた次第です。この経緯は博士取得を目指す人の参考になるかもしれません。」と喜びを語っています。