ICIARE 2022及びCEDC2022を開催しました

ICIARE 2022及びCEDC2022を開催しました

(令和5年2月13日掲載)

12月16日(金曜日)~17日(土曜日)に、International Conference of Innovative Application Research and Education(ICIARE)2022及びCreative Engineering Design Competition(CEDC)2022を山口大学主導で開催しました。今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで開催され、日本、中国、韓国の大学から申し込みのあった研究者や学生等128名が参加しました。

ICIARE2022は、2013年から10回目の開催となる国際会議です。メカトロ、AI及びIoT技術に関する革新的な研究教育活動に携わる研究者の交流促進のため、研究者や学生による研究発表を通じて各分野の研究者が議論しました。Actuator, Control and Application、 Health Care and Monitoring、Biomedical Engineering and Robotic System Design、Medical Engineering and Control、Deep Learning and Data Application、Alternative Energy Innovation及びPower Electronicsの7つの分野に分かれて、研究者や学生によるディスカッションが行われました。全24件の講演があり、オンラインを通じて活発な意見交換が行われました。

CEDC2022は、2011年から12回目の開催となる創造設計競技会で、学生が自らの発想から制作した創造的な製品についてデモンストレーション及びプレゼンを行い、その成果を競い合います。今回は全45チームが参加し、山口大学からは創成科学研究科をはじめ、医学部、技術経営研究科、国際総合科学部など部局の垣根を越えたチームを含む6チームが参加しました。各国の研究者から、デザイン性、技術レベル、プレゼン能力などの指標により審査され、山口大学は高い評価を受けました。このうちの1チームは、XR(クロスリアリティ)による書道トレーニングソフトを開発し、最優秀賞に輝きました。(作品紹介動画:https://youtu.be/Yt4yXeU9Qx8)最優秀賞を受賞した創成科学研究科の3名の学生からは、「アイデア出しに苦労したが、3人の意見をうまく組み合わせることができて良かった。(電気電子情報系専攻 早田 朋央さん)」、「初めてアプリケーションを作ったが、期間内にかたちにできて嬉しかった。(機械工学系専攻 森川 竣介さん)」、「忙しい学生生活の中での活動でしたが、役割を分担することで、できる限り完成度の高い発表をすることができ、その成果を認めていただけて嬉しい。(機械工学系専攻 川角 祐貴子さん)」とのコメントをいただきました。

本学会は、2020年からの3年間はオンラインを活用した開催となり、運営にあたり関係各位に多くのご協力をいただきました。その結果トラブルもなく、昨年よりもさらに良い雰囲気で実施ができたこと、運営や参加いただいた全ての関係者に感謝しております。この経験をこれからの国際イベントの運営に活用していきたいと考えています。

最後に、本事業は「令和4年度工学部オンラインシンポジウム等開催支援事業」に採択され、その支援を受けて開催されました。ご支援ありがとうございました。

グループフォト
CEDC2022の発表風景
医学部学生との合同チーム作品の発表
国際総合科学部学生との合同チーム作品の発表
ICIARE2022の発表風景
授賞式の一幕
受賞者(左から早田 朋央さん、川角 祐貴子さん、森川 竣介さん)
CEDC2022最優秀賞 受賞作品(https://youtu.be/Yt4yXeU9Qx8