工学部研究紹介 研究詳細

協調伝送、変復調、符号、信号処理、機械学習を融合した無線通信方式の研究
図はスモールセル環境でのMIMOや基地局・端末等による協調通信システムの例を示し、吹き出しは送受信信号の処理に用いるものを示しています。
第5世代移動体通信方式5Gやその先の6Gでは、超高速、超低遅延、超多数接続が求められ、IoTなどの技術と組み合わせ、どこにいてもリアルタイムかつ高品質なサービスを利用できる技術が求められています。そこで、これまでの様な1つの技術に着目するだけでなく、様々な技術のコラボも必要です。研究では、協調伝送、変復調、符号、信号処理、機械学習などを融合した無線通信方式について取り組んでいます。協調伝送はMIMOの様な複数アンテナ、基地局と端末、あるいは端末同士を協調させ信号を送信します。ここで、送信信号は、変調にOFDM、符号にポーラ符号などを用いて生成します。また、最適な場所に信号を割り当てる資源割当、さらには送信局と受信局間の通信路推定や受信信号の検波も必要であり、ここでは信号処理や機械学習を用いて実現します。以上の研究に取り組むことで、上記の様な社会的要求を満たす技術の創出について考えます。

井田 悠太

Ida Yuta

研究関連キーワード
  • 通信方式(無線、有線、衛星、光、移動)
  • 変復調
  • アンテナ
  • 信号処理