工学部研究紹介 研究詳細

人のような熟練技術のコンピュータによる実現を目指して
スマートフォンで撮影した動画を使ったコンクリート表面のひび割れ幅評価
人は過去の経験にもとづき、様々なものを認識することができます。特に、視覚から得られる情報量は多く、瞬時に様々なものを見分けることができます。人のような高度な認識力をコンピュータで実現させられれば様々な応用が期待できます。例えば、高度な知識や経験を必要とする医師の診断を補助する補助診断・支援診断や熟練技術をもつ検査員による構造物や製品などの外観検査のための画像診断などがあります。
この技術を使えば、新しい知見を獲得できる可能性もあります。例えば、遺伝情報と薬の効果や副作用との関係を学習し予測することができれば、患者さん一人一人に適した医療を施す個別化医療の実現にも役立ちます。新しい診断方法の開発のために遺伝情報や画像情報を組み合わせた解析も行っています。ビックデータ時代を迎えており、情報があふれています。コンピュータで情報を上手く活用することにより、社会に役立つ研究をしています。

藤田 悠介

Fujita Yusuke

研究関連キーワード
  • パターン認識
  • 画像情報処理
  • コンピュータビジョン