工学部研究紹介 研究詳細

いやなにおいを断ち、いいかおりを生かす
~生活環境保全のために~
においのサンプリング(左)とモデリングによる臭気影響範囲の評価(右)
においは私たちの生活環境の一要素であり、少しの悪臭が発生しただけでも大きな不快感をもたらし、苦情発生へとつながる場合があります。私の研究室では、においの問題を解決するために、においの測定・評価・制御・活用の各側面から研究を行っています。においの測定方法には、主に機器によってにおいの元となる物質の濃度を測定する方法と、人間の嗅覚を用いて人がどのように感じるかを測定する方法があります。私の研究室では、これら機器と嗅覚の長所を生かしながら、できるだけ簡単ににおいを測定する方法について研究を行っています。また、科学的側面から様々な消臭・脱臭方法の開発を行い、現場に適用することによって、より効果的なにおいの制御に努めています。さらに、においの問題に加えて廃棄物の適切な処理・処分のしかたに関する研究も行っており、このような研究を通して、より快適な生活環境の保全に貢献していきたいと考えています。

樋口 隆哉

Higuchi Takaya

研究関連キーワード
  • 環境保全
  • 汚染調査と評価
  • 汚染質除去技術
  • 廃棄物