工学部研究紹介 研究詳細

有機化学のチカラを使って様々な課題に挑戦!
つくっている分子のカタチを直接見ることはできませんが、ここで無限ともいえる種類の化合物をつくることができます。
[新しい化合物をつくる] 有機化合物の特徴の一つは、数が多いことです。世界に存在していなかった、新しい化合物をつくることも可能です。低分子量の化合物や高分子材料の開発を行っていますが、最近注目しているのは「臭素」を含んだ有機化合物です。医薬品、難燃剤、有機化合物の原料などとして利用されます。日本で使用されている臭素のほとんどは"山口県産"です。臭素は海水からもとれるので、日本にも豊富に存在する資源です。
[新しいつくり方を考える] 今、工場で多量に製造されている有機化合物であっても、その方法に問題が残されていることが多くあります。例えば、目的の化合物が少ししかできなくて効率が悪い、取り扱いに困る化合物がなぜかできてしまうなどです。そのような企業で困っている問題を解決するために、有機化学のチカラを利用して新しいつくり方を開発します。具体的には…あなたも良くつかう物の原料たちがターゲットです。

山本 豪紀

Yamamoto Hidetoshi

研究関連キーワード
  • 不斉合成
  • 触媒設計・反応
  • 環境調和型合成
  • 高分子合成