工学部研究紹介 研究詳細

脳科学と英語教育の学際分野(neuroELT)から見た内容言語統合型学習(CLIL)の効果
英語指導者と学習者間で発生し得る脳内活性部位のシンクロ現象説明用資料の一部
平成24年に文部科学省グローバル人材育成推進事業が開始して以来、日本の英語教育の中で内容言語統合型学習(CLIL)を取り入れた教育法の認知が広がってきました。CLILとは「専門科目やトピック」と「外国語」の同時習得を目指した教育法です。グローバル社会に対応出来る人材育成を大学が目指す中で、基本4技能向上を目的とする英語授業を基礎とし、最終的には英語で専門科目授業を聴講しアカデミックな英語リテラシーを身に着ける事が急務となっています。私の研究では、この両者を円滑に媒介する英語教育法としてCLILの効果に着目しています。一方、Harvard Graduate School of Educationで発展したMind, Brain and Educationという学際領域の概念をベースとし英語教育に特化した研究分野として活性化しているneuroELTという学際分野の研究も行っています。CLILの教授法効果をneuroELTの見地から紐解く事で英語学習パフォーマンス向上の探究をしています。

植村 隆

Uemura Takashi

研究関連キーワード
  • 教授法・カリキュラム論(外国語教育)
  • 第二言語習得理論
  • 発達・教育(基盤・社会脳科学)