工学部研究紹介 研究詳細

流れを観て理解してコントロールし、時には流れに乗る
円錐の周りに発生した渦を流れの可視化で撮影した写真
(流れは左から右に流れ、足元に渦が写っています)
流れを観察してその構造を理解し、コントロールする研究を行っています。写真は円錐の周りに発生する渦を流れの可視化という技術で撮影したものです。グリーンの線は入浴剤に含まれる成分を用いて良く見えるように発光させています。円錐の足元に渦ができているのが良く見えます。この渦のことを首飾り渦あるいは馬蹄形渦と呼びます。首飾りや馬の蹄のように円錐の足元にまとわりついているからです。この渦は橋の橋脚の根元、飛行機の翼の付け根、ビルの周りなどに発生し、周囲に害となる流れを引き起こすことが多々あります。私の研究室ではこの渦の発生と成長原因を明らかにし、コントロールする方法を提案、実験により確かめる研究を行っています。時折、コントロールした渦は人間に有益な効果をもたらすことがあり、流れに乗ることも必要です。

望月 信介

Mochizuki Shinsuke

研究関連キーワード
  • 流体計測
  • 乱流
  • 流体機械