工学部研究紹介 研究詳細

体を傷つけずに関節の損傷程度を診断する装置の開発
提案する超音波診断装置を用いて膝関節の関節疾患を評価する様子
関節疾患は、骨と骨の間にある関節軟骨が損傷することが原因です。早期発見・早期治療のためには、この関節軟骨の損傷を評価する方法が必要です。超音波は体に損傷を加えることがないので医療現場で広く使用されていますが、関節軟骨の損傷を皮膚の上から直接に評価する場合は、皮膚の存在によって再現性のある適切な評価ができません。そこで超音波センサーと姿勢角センサーを組み合わせ、超音波の照射角度とエコー強度の関係から関節軟骨変性の評価を行う方法を開発しています。複数のセンサーを組み合わせて病気の情報を取得する研究を行っています。そのほかにも血管内治療器具の開発のために数値解析なども行っています。

森 浩二

Mori Koji

研究関連キーワード
  • 生体情報・計測
  • 医用超音波システム