工学部研究紹介 研究詳細

安全にトンネルを施工する方法を数値解析を用いて検討する
トンネル施工時に問題となる事項について、数値解析を用いてシミュレーションしています。
日本は,国土の約8割近くが山地で占められており,地質が世界的にも非常に複雑で変化に富んでいます。このような山(地山といいます)にトンネルを設計・施工する場合,特殊な条件の地山に遭遇することがあり,技術者が苦労することがあります。日本のトンネル技術は,先人が困難な現場を乗り越えてきた苦労と経験がもとになっており,世界有数の技術と言われています。
私の研究は,先人の経験によって考案された技術の効果を数値解析シミュレーションによって可視化し,さらに施工効率がよく安全性・経済性の高いトンネル施工技術を考案しています。また,トンネルの新設施工だけではなく既に作られた数多くのトンネルが老朽化していくことも近年問題となっています。トンネルの維持管理に役立つ研究についても数値解析やその他手法を用い取り組んでいます。

林 久資

Hayashi Hisashi

研究関連キーワード
  • トンネル工学
  • 岩盤工学
  • 地盤と構造物
  • 廃棄物地下保存・処分