工学部研究紹介 研究詳細

スラムに学ぶ、参加の住宅計画とまちづくり 日本はどうする?
現地調査では住宅地を訪ね、住民の人に話を聞きます。また、スラム地区で実際に建築ワークショップを行い、参加型設計を行います。
スラム問題と聞くと、皆さんはどのような光景を思い浮かべるでしょうか。汚くて危ないところ、国が発展していないところというイメージが強いかもしれません。そして、その裏には日本は進んでいる、助けてあげる立場だという潜在的な意識があるのではないでしょうか。しかし、建築、特に私たちに最も身近な住宅のつくり方について注意深くみてみると、必ずしもそうとは言い切れません。日本では、周囲の人々と関わらない孤立した住宅がビジネスのためだけにつくり続けられています。そして、お金持ちは良い家に住み、貧乏人はみすぼらしい家に住むのが当然だと考えられています。一方、私たちのチームが調査を行っているフィリピンでは、政府が低所得のスラムに住む人々のために参加型の住宅事業をしっかり行い、近所の人と助け合える、豊かな共有空間のある住宅が数多く計画されているのです。都市の7割を占めるたくさんの小さな住宅を、そこに根ざすコミュニティを、どう豊かにしていくのか。日本がスラム問題から学ぶべきまちづくりの知恵について研究しています。

白石 レイ

Shiraishi Rei

研究関連キーワード
  • 住宅論
  • 都市・地域計画
  • 意匠
  • 環境デザイン(建築、都市、ランドスケープ)