工学部研究紹介 研究詳細

斬新な形をした安全・安心な建物を創る ―近未来の街に建つシンボルとして
直方体パーツを立体的に重ねた建物(上)や複雑な曲面で構成した建物(下)を3D-CADでデザインし、シミュレーションにて安全性を確認している状況
設計者が頭に思い浮かべた、紙面では簡単に表せない斬新な形の建物を3D-CADにて描く。それを3次元モデルにして安全性を評価するシミュレーションを行う。出来上がりは3Dプリンタにて確認する。力学に関する難しい作業はアプリに委ね、設計者の自由な発想を出来るだけ簡単に具現化できるような設計法の構築を目指しています。
斬新な建物の絵を描いただけでは、建物としては成立しません。地震や台風が来た時にも安全・安心であるように力学的に合理的で、かつ経済的であるように、各部は適切な大きさを持つ構造となるようにされます。
安全・安心な建物とするためには、建物に作用する力とその影響を知らなくてはなりません。作用する力による影響を最小限に抑えるための技術開発も必要です。さらには、衝突や爆発などに対しても安全・安心でなければいけない場合もあります。これらについても、併せて研究しています。

山田 和彦

Yamada Kazuhiko

研究関連キーワード
  • 構造解析
  • 構造設計
  • 構造制御
  • 耐震設計