工学部研究紹介 研究詳細

環境に優しい手法で、社会に役立つ微粒子材料を創る
ナノ粒子をはじめとする環境に優しい微粒子合成技術によって、微粒子の形状や構造を自在にデザインし、また、応用に役立つ様々な機能・特性を付与します。
微粒子デザイン化学工学をテーマに、微粒子をデザインして創るところから、身近に応用するまで幅広く研究を行います。微粒子は、ある材料を細かく小さくしたもので、幅広い分野に利用されています(例:化粧品、食品添加剤、医療品、分析材料、触媒など)。その直径は、体の細胞より小さいミクロンメートル以下でさらにはナノメートルサイズのものまであり、微粒子を構成する材料はその用途によって様々です。また、最近の微粒子合成プロセスの現場では、環境に配慮し、有機溶剤や添加剤を極力使用しないプロセスを採用し、プロセスにかかるエネルギーおよび製造コストを削減する技術が求められます。したがって研究では、①環境に優しい微粒子合成技術、②独自の微粒子デザイン、③新たな用途が期待できる機能性微粒子の開発の3つを主な対象としています。

石井 治之

Ishii Haruyuki

研究関連キーワード
  • 粉粒体操作
  • ナノ材料創製
  • 有機無機ハイブリッド材料
  • ナノ粒子・量子ドット