工学部研究紹介 研究詳細

内容言語統合型学習(CLIL)におけるピアレビュー
ピアレビューによって「コミュニケーション、スキル発展、人材育成」という学習サイクルを形成する
CLIL(内容言語統合型学習)は「専門科目」と「外国語」の同時習得を目指した教育法であり、学習者に自分の言語力を生かして自分の専攻に関する知識を高める機会を提供する利点があります。CLIL授業では、内容やトピックが自然な英語で紹介されるため、専門知識に加えてグローバル社会に対応できるスキルが求められる工学の学生にとっては、有効なアプローチです。私の研究の主点は、CLIL授業において、どのようにピアレビューを導入すれば効果的であるかという点にあります。ピアレビューとは、学生同士がお互いに相手の発表、文書等の学習作業の結果やパフォーマンスを評価することで、学習者の認知またはメタ認知の成長を促進する効果が認められており、最近大学の教育現場によく採用される活動です。現在の研究では、学生が作った「フィードバック」を分析し、その結果得られた傾向やパターンを利用して、授業での教授方法の改善を図ろうとしています。

ロバートソン ザッカリ トーマス

Robertson Zachary Thomas

研究関連キーワード
  • 教授法・カリキュラム論
  • 心理言語学
  • 第二言語習得理論