学部長挨拶

山口大学工学部長 山田陽一

グローバルな視点を持ち、様々な場面で活躍できるエンジニアの育成を目指します

2022年4月1日

 山口大学工学部教育後援会は1955年に発足し、70年近い長きにわたり、工学部と関連する大学院研究科の発展、さらには所属する学生や院生の教育環境の整備などを目的として、保護者を中心とする会員の皆さまと工学部の教職員により組織・運営されてきました。2019年に工学部創立80周年を迎えることができましたことは、工学部に対する保護者の皆さまからの長きにわたるご支援のおかげにほかならず、まずは工学部教職員を代表して御礼申し上げます。

 近年、18歳人口の減少や、企業活動の海外展開の影響を受けて、海外で活躍できる人材の育成が理工系学部に要求されるようになっています。それに対応する形で、山口大学工学部では2012年度から文部科学省グローバル人材育成推進事業の支援を受けて、21世紀の成長核である東南アジア、東アジアで活躍できるエンジニアを育成するためにグローバル技術者養成センターを設置し、海外に学生を積極的に送り出す教育プログラムを実施してきました。文部科学省の補助事業終了後も、このプログラムは工学部附属工学教育研究センターで引き継ぎ、学部独自の予算措置により形を変えながらも継続しているところです。

 依然としてコロナ禍が続く中、キャンパス内での諸活動も制限されていますが、ポストコロナのニューノーマル社会を見据えて、これからはICTを活用したオンライン授業とキャンパスにおける対面授業の双方のメリットを活かした効果的なハイブリッドを目指していく必要があると考えています。

 教育後援会の皆さまにおかれましても、大学や工学部の取り組みについてホームページ等を通じて随時ご高覧いただくとともに、7月初旬に開催予定の教育後援会総会等を通して、工学部に対してご意見、ご要望を賜ればと思います。このホームページを通じて、会員の皆さまと工学部との情報共有がこれまで以上にスムーズになることを期待しております。

山口大学工学部長 山田陽一