第12回山口大学・ウダヤナ大学間プロジェクト会議(大学院の国際連携による衛生リモートセンシングの人材育成事業報告会)開催

第12回山口大学・ウダヤナ大学間プロジェクト会議(大学院の国際連携による衛生リモートセンシングの人材育成事業報告会)開催

(平成28年4月15日掲載)

第12回山口大学・ウダヤナ大学間プロジェクト会議が、3月29日(火曜日)にインターネットによる二元中継により山口大学工学部常盤キャンパス(宇部市)および国立ウダヤナ大学スーディルマンキャンパス(インドネシア、デンパサール)の二会場で開催されました。

岡学長による開会の挨拶

本プロジェクト会議は、本学とウダヤナ大学の学部間学術交流協定(2007年)を発端として、大学間協定(2010年)への拡大を経て、両大学間で今日ま で取り組まれている大学院の衛星リモートセンシングの環境・防災の応用分野の人材育成活動(2009年から今日までの7年間で文部科学省の宇宙人財育成事 業を2回受託)の成果を共有し、今後の更なる発展に向けた方針を検討することを目的に開催されました。

本会議には、プロジェクトに関係する教職員や大学院生の他に、両大学の経営陣や関係部局長ら、両会場で60名を超える参加がありました。

二元中継の様子

会議は清水谷卓URAの司会進行により、一部通訳を介して主に英語で行われ、午前のセッションは、岡正朗学長およびクトゥ・スアスティカ学長による開催の 挨拶と、在デンパサール日本国総領事館総領事代理の安江勝信首席領事、元インドネシア教育文化省計画国際連携庁アベスサント氏、および文部科学省研究開発 局宇宙開発利用課鈴木優香課長補佐3名の招待者のスピーチの後、田中佐教授(特命)および大澤高浩准教授(特命)がそれぞれ日本会場およびインドネシア会 場からプロジェクトの成果について報告されました。午後のセッションは、始めに6組の教員・大学院生混成の研究チームにより以下のとおりテーマ別に研究の 成果が報告されました。

  • 田中佐教授チーム:インドネシア・オーシャン・アーカイブ
  • 清水則一教授チーム:人工衛星測位システムおよび人工衛星合成開口レーダーの応用
  • 朝位孝二教授チーム:内海における水塊または海洋ゴミの移動
  • 神野有生助教チーム:UAVに基づく写真測量を用いた高分解河川の測深
  • 大澤高浩准教授チーム:リモートセンシングの漁業への応用
  • 三浦房紀教授チーム:リモートセンシングの防災への応用

その後、三浦教授およびウダヤナ大学のイ・ワヤン・ブディアサ・スヤサ大学院修士環境管理コース長による今後の方針が述べられ、活発なディスカッションが 展開されました。最後に、進士正人大学院理工学研究科長(現:創成科学研究科長)およびウダヤナ大学のイ・マデ・スアストラ国際連携担当副学長により閉会 の挨拶があり、会議は終了しました。

尚、本会議の途中で、本活動に7年間尽力した田中佐教授(特命)に対し、岡学長より感謝状が手渡されました。

ウダヤナ大学会場も交えての記念撮影
田中佐教授への感謝状授与