上野和英助教が電気化学会進歩賞・佐野賞を受賞

上野和英助教が電気化学会進歩賞・佐野賞を受賞

(平成28年5月9日掲載)

上野和英助教(大学院創成科学研究科 工学系学域応用化学分野)が公益社団法人電気化学会(会員数:5,484名、2016年4月現在)の「平成28年度 電気化学会進歩賞・佐野賞」を受賞し、平成28年3月29日~31日に開催された電気化学会第83回大会(大阪大学 吹田キャンパス)にて表彰および受賞講演が行われました。

この賞は、電気化学および工業物理化学に関する研究または新しい技術開発を進め、その進歩が顕著であると認められた満35才以下の研究者に授与されます。今回、受賞対象となった研究のタイトルは「イオン液体および常温溶融錯体のイオン輸送特性の解析と蓄電デバイスへの応用に関する研究」です。上野助教はこれまで新しい液体であるイオン液体という物質に関して、その基礎的側面を明らかにするのみならず、「溶媒和イオン液体」という新しい種類のイオン液体を提唱し、更にそれをエネルギーデバイスの電解質として応用する研究も行っており、これらの一連の研究業績が高く評価されました。