理工学研究科物質化学専攻の中川貴美子さんが第53回化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞

理工学研究科物質化学専攻の中川貴美子さんが第53回化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞

(平成28年7月8日掲載)

大学院理工学研究科博士前期課程 物質化学専攻(中山雅晴研究室)2年 中川貴美子さん(写真左)が平成28年7月2日(土曜日)、北九州国際会議場(北九州市)で開催された「第53回化学関連支部合同九州大会」電気化学分野ポスターセッションにおいて優秀研究発表賞を受賞しました。対象となった研究テーマは「層状オルガノマンガン酸化物へのコバルトドーピングとその効果」です。中川さんは、界面活性剤分子をマンガン酸化物ナノシート間にサンドイッチした新規な有機/無機ナノハイブリット材料の開発を行い、ヨウ化物イオンの収着およびセンサーへの応用に、共同研究者の鈴木かのんさん(工学部応用化学科4年、写真右)とともに取り組んできました。今回は、マンガン酸化物骨格にコバルトイオンをドーピングした薄膜の特性について報告しました。コバルトの導入によってヨウ化物イオンセンサーとしての性能が大きく向上し、極微量のヨウ素を迅速に検出できることを明らかにしました。

今回の受賞について中川さんは、「今回、このような賞を受賞することができ、大変嬉しく光栄に思います。今までの研究活動がこのような形で評価されたことは、私にとって大きな自信となりました。この度の結果に慢心せず、更なる成果を残せるように今後も研究に真摯に向き合っていきたいです。」と述べています。