理工学研究科機械工学専攻の相良渉乃さんが国際学会で優秀講演賞を受賞

理工学研究科機械工学専攻の相良渉乃さんが国際学会で優秀講演賞を受賞

(平成29年2月8日掲載)

大学院理工学研究科博士前期課程機械工学専攻2年の相良渉乃さん(写真右)が、平成28年12月にホノルルで開催された日米音響学会ジョイントミーティングでの研究発表に対し、優秀講演賞(”OUTSTANDING PAPER BY A YOUNG PRESENTER" AWARD)を受賞しました。

この賞は優秀な講演を行った30歳以下の若手に対し、米国音響学会(ASA)から贈られる賞で、副賞として賞金250ドルが授与されました。

対象となった研究発表は、「A Study on Transient Noise-generation Characteristics in a Diesel Engine with rapid PCCI operation」(S. Sagara、 Y. Sumida、 T. Seo、 M. Mikami)です。

本研究は、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)により推進している「革新燃焼技術」において、創成科学研究科工学系学域機械工学分野の三上真人教授の研究室において、高効率低騒音ディーゼル燃焼を目指す研究の一つとして行われたものです。低エミッションなディーゼル燃焼のPCCI燃焼が、急激燃焼化した場合の放射騒音の時間・周波数特性を明らかにしており、特にエンジン構造における音源位置のサイクル変動について新たな知見を示しています。

受賞に対して相良さんは、「この度はこのような賞を頂き、大変光栄です。この賞を受賞できたのは、研究の筋道をたて、懇切丁寧に私を導いてくださった先生方、発表練習に何度も付き合ってくれた研究室の仲間たちのおかげです。ありがとうございます。」と喜びの言葉を述べています。