創成科学研究科 川本拓治助教に矢崎科学技術振興記念財団が奨励研究助成金を贈呈

創成科学研究科 川本拓治助教に矢崎科学技術振興記念財団が奨励研究助成金を贈呈

(平成29年3月27日掲載)

このたび、大学院創成科学研究科(工学系)応用化学分野の川本拓治助教の研究「活性種の精密制御が切り拓く新規有機ホウ素化合物の合成」が、公益財団法人矢崎科学技術振興記念財団の若手研究者のための奨励研究助成に採択され、3月9日(木曜日)に東京都内で行われた第34回研究助成金贈呈式において助成金が贈呈されました。

同研究の特徴は、有機ホウ素化合物の新たな合成法の開発に関するものです。有機ホウ素化合物は、炭素骨格を形成する足がかりとして非常に重要な化合物であり、近年ではホウ素原子のもつ特徴を活かした機能性材料への展開が期待されています。

贈呈を受けて川本助教は、「このたびは、奨励研究助成金に採択していただき、矢崎科学技術振興記念財団関係各位に心より感謝申し上げます。今後も、ホウ素化学の発展に貢献することを目指し、研究に取り組む所存です。」と、感謝の言葉と今後の意気込みを語りました。

同財団は、昭和58年以来、科学技術の発展を目的として「研究助成」事業を行われています。今年度も「新材料」「エネルギー」「情報」の3分野を対象領域に、研究の独創性に重点を置いて助成対象の研究を選考し、川本助教は、若手研究者を対象とした奨励研究助成において59件の応募の中から採択されました。

研究概要はこちら
URL: http://www.yazaki-found.jp/search/cgis_data/pdf/58c0d30c4e45c.pdf

公益財団法人矢崎科学技術振興記念財団
URL: http://www.yazaki-found.jp/